IoTが普及し、あらゆるモノにカメラやセンサーが設置され、安心安全や情報経済の進展に役立つユビキタス・ネットワーク社会が到来しています。
しかし、わが国のプライバシー関連法や個人情報保護法制は未成熟であるため、適法か違法か白黒つけられない”グレーゾーン”が数多く存在します。
カメラや顔認証・生体認証システムをグレーゾーンで使用するときは、炎上リスクや、クレーム対応のコストが避けられません。
炎上は、企業価値を大きく毀損するうえ、担当者の責任問題に発展し、新規事業へのチャレンジを大きく萎縮させることになります。クレーム対応も担当者を疲弊させ、企業の生産性を減殺することになります。
関連省庁等が公表するガイドラインやQ&Aも、体系性・網羅性に欠けているため、個々の事例の指針とするには不十分です。